母子家庭向けの奨学金

大学等の進学の際に役立つ母子家庭向けの奨学金制度があります。これは母子父子寡婦福祉資金というもので、(財)全国母子寡婦福祉団体協議会によると、母子家庭の母らが就労や児童の就学などで資金が必要となった時に、都道府県などから貸付を受けられる資金です。

返済時の負担軽減のため、貸付利率は無利子で返還期間も種類により3年間から20年間までとなっています。さらに貸し付け条件の見直しにより連帯保証人要件が緩和され、連帯保証人の確保が困難な母子家庭の実情を考慮し、連帯保証人がいなくても貸付が認められます。(ただしその場合は有利子貸付となります。)また、高等技能訓練促進費を利用して看護師などの資格取得を目指す母子家庭の母が、無利子の生活資金及び技能習得資金の双方を合わせて利用する事も可能です。

この母子父子寡婦福祉資金には、いろいろな資金の種類がありますが、子供の学資に利用するのは「修学資金」という制度です。借りられる資金は日本学生支援機構奨学金の第一種奨学金と同じ金額で国公立大の場合は自宅からなら月に45000円、自宅外なら51000円です。また、私立大の場合は自宅からなら月々54000円、自宅外なら64000円ですが、返済期間が日本学生支援機構奨学金よりも長く、月々の返済額が低く抑えられています。条件で比べてみると、母子家庭の人は母子父子寡婦福祉資金の修学資金を借りることを一番に検討するのが良いようです。


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